今年から、県立修悠館高校の学校歯科医となりました

仕事としては、年に1度、生徒と先生の歯科健診を行います


学校歯科健診事業は、横浜市歯科医師会

が横浜市から委託を受け、会員である歯科医が行っています。だから、非会員の先生方は学校医にはなれないんですね。
そして、本日、学校歯科保健関係者を対象とした、年に1度の研修会

に参加してきました。

文科省の学校保健統計調査

によれば、平成24年度の12歳児のDMFTは1.10とのこと。
これはどういうことかと言うと、アルファベットは、D:治療していない虫歯、M:喪失した歯、F:治療済みの歯、T:永久歯、それぞれの頭文字を意味しています。つまり、昨年度の12歳児において、虫歯になったことがある永久歯と抜けてしまった永久歯の合計が、平均でたったの1本ちょっとということを意味しています

12歳というのは、親知らずを除いた全ての永久歯がだいたい生えそろう歳です。今の子供達の虫歯がいかに少ないかということですね

これもひとえに、歯科界がこれまでコツコツと積み重ねてきた業績だと思います

そして、この数字は、その国の口腔衛生のレベルを表しているといっても良いでしょう。日本はもはや、予防歯科先進国

として知られるスウェーデンやフィンランドとほぼ同等の数字です。すごいですね〜

でも、DMFTが近年減少傾向にある原因はもう一つ考えられます。それは、詰める治療技術の進歩です。白い詰め物がきれいに詰められていると、健診の時に見逃されてしまい、Fの数字が減少している可能性がありますね

とにかく、虫歯がこれだけ減っている今、歯医者としては、嬉しい反面、仕事も減って・・・
そんな独り言はさておき、来週から学校歯科健診デビュー

、頑張ります